化学式 酸素(Oxygen)局方収載医薬品
分子式 O2
分子量 32.00(局方純度99.5v/v%以上)
1.無色、無味、無臭。
液体は淡青色で、大気圧下で-183゜C
2.空気より、やや重い(比重1.105)
3.可燃性では無いが、燃焼を助ける支燃性があります。
4.高濃度の酸素を長時間吸入すると、酸素中毒になる場合があります。
1.酸素吸入(湿潤器、流量計、麻酔器、保育器、人工呼吸器、蘇生器など)
2.高気圧酸素治療法
1.酸素に油脂類は、絶対に禁物です。
容器弁、器具類に油分を付着させてはいけません。
2.衣類に液体酸素を触れさせてはいけません。
液体酸素や気体酸素の浸み込んだ衣類は、火薬と同じく激しく燃焼します。
3.液体酸素を取り扱う時は革手袋を着用し、取り扱った後は、その場を離れても、すぐに喫煙したり、火気に近付いてはいけま
せん。
衣類に酸素ガスが浸み付いていて、思わぬ災害を受ける事があります。
4.液体酸素を消費するバルブが凍結した時、熱湯をかける等の熱ショックを与えないで下さい。
5.液体酸素を冷却の為に、使用してはいけません。
化学式 窒素(Nitrogen)局方収載医薬品
分子式 N2
分子量 28.01(局方純度99.5v/v%以上)
1.無色、無味、無臭。
液体は、大気圧下で-196゜C
2.空気より、やや軽い(比重0.97)
3.極めて不活性なガスで、支燃性も可燃性もありません。
4.呼吸しても害はありませんが、空気中の濃度が高くなると、酸素欠乏による窒息の恐れがあります。
1.手術機器駆動(気体)
2.検体保存(液体)
3.低温治療(液体)
1.動力用として使用する場合、その室内の換気に注意し、空気中の窒素濃度が濃くならない様にして下さい。
2.酸素欠乏の症状は、一般的には16%位から自覚症状が現れ、10%以下では死の危険が生じます。
労働安全衛生法では、18%を限度としています。
3.液体窒素は直接身体に触れると凍傷になりますので、取り扱いには注意して下さい。
4.液体窒素が大量に漏洩すると、窒息の危険があります。
化学式 亜酸化窒素(Nitrous Oxide)局方収載医薬品
分子式 N2O
分子量 44.01(局方純度97.0v/v%以上)
1.無色、かすかな芳香臭がします。
2.空気より重い(比重1.53)
3.麻酔作用があります。
4.水、アルコール、エーテル、硫酸、血液によく溶けます。
5.支燃性です。
6.不活性なガスで、腐食性は少ないです。
麻酔剤
1.支燃性なので、酸素同様の注意が必要です。
2.容器の中では液体なので、容器は立てて使用して下さい。
3.笑気ガスの低濃度の雰囲気に長時間暴露しない様に、使用したガスを室内に放出しない余剰麻酔ガス排出装置を設ける事が大
切です。
化学式 二酸化炭素(Carbon Dioxide)局方収載医薬品
分子式 CO2
分子量 44.01(局方純度99.5v/v%以上)
1.無色、無味、無臭。
2.空気より重い(比重1.54)
3.不燃性です。
4.容器に充填されたものは、常温で液化しています。
1.腹腔鏡下外科手術
2.炭酸ガスレーザーメス
3.低温治療
4.病理実験・培養システム
1.炭酸ガス容器は換気の悪い部屋に貯蔵してはいけません。
2.炭酸ガスは空気より重く、ガス漏れは中毒の原因となります。
3.容器バルブは酸素等と同一形状寸法のものがありますので、誤使用には注意して下さい。
容器側面のガス名や、容器の色(緑色)をご確認下さい。
化学式 エチレンオキシド(Ethylene Oxide)
分子式 C2H4O
分子量 44.05局方外医薬品
1.無色、毒性の気体(充填されたものは、容器内では液体です)。
2.エーテル臭がします(臭気を感じた場合は、700ppm以上の濃度です)。
3.空気より重い(比重1.50)。
4.可燃性ガスで、空気と混合して爆発を起こします。
5.急性毒性があり、滅菌の原理で細胞を構成するタンパク質に作用して、生体の活性部位を破壊します。
6.慢性毒性があり、長時間の低濃度暴露で体重減少、強い疲労感、筋力低下などの慢性障害、神経症等の例があります。
我が国の8時間労働下における1時間の平均値は、米国に倣って1ppm以下に規制されています。
1.医療用機器類の滅菌・消毒
2.環境衛生用(消毒・害虫類の駆除検疫)
3.農産物・その他の殺菌
1.可燃性なので、火気と換気に充分注意して下さい。
2.ガスの吸入により中毒症状を呈した場合、清浄な空気の場所に移して、医師の手当てを受けて下さい。
3.液状のガスが目に入ったり、手に付いた時は大量の水で15分以上洗い、医師の手当てを受けて下さい。
1.放射線測定用ガス
2.鉄鉱石還元試験用ガス
品質は一般的に、製造誤差±10%以内、分析誤差±5%以内を保証しています。
PRガス : CH4 10% + Ar 90%
Qガス : iso C4H10 1% + He 99%
ミニストロン : iso C4H10 1% + He 49% + Ne 50%
※上記以外の組成及び組成範囲のものについても、希望に沿って納入致します。
1.医療機器用
2.各種プロセスガスクロ用
3.自動車排気ガス測定用
品質は一般的に、製造誤差±5%以内、分析誤差±2%以内を保証しております。
1.検査分析用
2.学術研究用及び混合ガス原料用
3.電子機器工業用、その他
1.MRI
2.低温工学
※液体ヘリウムの沸点である-268.926℃(1atm)は、全ての液体の中で、最も低い沸点です。
この極低温を利用して、MRI(Magnetic Resonance Imaging)の磁場を作ります。
医療ガスとして空気が使用される様になったのは、人工呼吸治療と深い関係があり、従来の空気圧縮装置の場合、病院周囲の環境空気を圧縮して作る医療用空気は不純物が混入しやすく、生体に対する直接作用と人工呼吸器への作用が問題となる可能性があります。
以上の点から酸素ボンベ及び液体酸素の製造過程の特殊性から、水分・粉塵・他のガス等の不純物が混入する機会が極めて少ないドライな医療用空気供給法として、考え出されたのが合成空気です。
それは空気の2大成分である窒素と酸素を、それぞれ液体窒素・液体酸素を気化させ、混合して供給するシステムです。
1.ICU・CCU用
2.手術室・回復室用(人工呼吸)
3.未熟児室用(インキュベーター)
4.ガス駆動医療機器の動力用
1.胸疾患・慢性呼吸不全等の患者様の在宅酸素療法
2.上記患者様の通院・買い物・散歩などの外出時用
1.胸疾患・慢性呼吸不全等の患者様の在宅酸素療法
2.上記患者様の通院・買い物・散歩などの外出時用